小児矯正について
歯並びをこどものうちになおすことはなぜ重要なのか?
健康な人生を歩むために必要な疾病の予防は子供のころから始める必要があると考えています。
小児矯正とは?

小児矯正は、お子さんの歯並びを整えるための治療です。成長の過程を利用して行うことで、あごの骨の幅を適正に広げ、永久歯が無理なくキレイに並ぶスペースを作ることができます。矯正は大人になってから行うこともできますが、この時期に行うことで虫歯や歯周病にかからずに、歯がすくすく成長していくことができます。また、歯並びや噛み合わせを整えることは全身の健康にもつながります。見た目を整えることで、コンプレックスを感じずに前向きに生活していくことにも役立ちますので、お子さんの歯並びが気になったら、当クリニックにお気軽にご相談ください。
お子さんにこんな症状はありませんか?
- 慢性的な鼻詰まりや喘息がある
- 寝ているときにいびきをかく
- 口がぽかんと空いていることが多い
- 行動に多動性がみられる
- 受け口(下顎の歯が上顎の歯より前に出ている)
- 笑った時に上の歯ぐきが見える(ガミースマイル)
- 姿勢が悪く猫背である
- 乳歯なのに歯と歯の間に隙間がない
こどものうちからの矯正治療の大切さ

矯正治療は大人になってからでもできますが、成長は止まっているためその人の骨格の枠組みの中で歯を並べる必要があります。顎が小さく歯が並ばなければ歯を抜いてスペースを作る必要もありますし、骨格的に大きな歪みや不調和があれば外科的手術によって形態を変える必要もあります。
こどものうちからの矯正治療は歯並びが悪くなってしまった原因に対してアプローチすることができるため、より根本的な治療が可能となるのです。これは呼吸や姿勢などの機能的な問題を解決することが目的であり、良い治療の結果は将来の健康へとつながります。
こどもの矯正治療は限られた期間のなかで進める必要があります。その治療内容も治療するお子さんや支えるご家族にとって大変な努力が必要なものとなりますが、長い人生の中でその時しかできない治療です。