一般歯科

一般歯科とは?

一般歯科では、虫歯や歯周病の治療などを行っています。
また、知覚過敏への対応や根管治療なども必要に応じて提供することができます。
お口の中のことで気になることがあれば、なんでもお気軽にご相談ください。
当クリニックは丁寧なカウンセリングを行い、患者さんのご要望と症例に応じて、誠実な治療を提供しています。

虫歯治療

虫歯の治療は、少しでも早い段階で始めるほど簡単な治療で済み、時間も費用も抑えることができます。そのためにも気づいたことがあったら、早めに歯科医院に相談することが重要です。悪くなるほど歯を削る量が増えますし、重症化すると神経を取ったり抜歯したりするリスクも上がります。当クリニックはできるだけ痛くない治療と、可能な限り歯を残すことを重視しています。気になることがあればできるだけお早めにご相談ください。

虫歯の原因

虫歯とは細菌が糖を分解して産生した酸によって歯が溶かされた状態のことです。しかし、甘いものを食べたとしてもすぐに虫歯になるわけではありません。それは規則正しく食事をとり、唾液の働きによって酸が中和されることによって発症が抑えられているからです。虫歯の発症には大きく分けて4つの“リスクファクター“が関与しています。

4つの虫歯リスクファクター

  • 細菌:口腔内には、350種類以上の酸産生菌が常在し、プラーク(歯垢)を形成して細菌同士が集まり、歯の表面にくっつきます。
  • 食事:炭水化物、糖質、糖類。細菌のエサ。食事の回数・頻度が増えるとリスク上がります。
  • 宿主:唾液や歯の状態。虫歯リスクの上がる疾患。薬の副作用。唾液が減ると虫歯のリスクは上がります。
  • 環境:生活する環境(社会的環境、経済状況、職種、家族など)。こどもの場合は親の虫歯に対する知識がリスクを左右します。

同じ虫歯でも、その人それぞれの発症までの過程があり、予防や治療をするにはどの”リスクファクター“がどのように関与したのかを診断する必要があります。

虫歯の進行

進行度1:C1

痛みはありませんが、色が変わるため気づかれる方もいます。虫歯のリスクが低い方は進行がとても遅いためすぐに削らず、経過をみます。虫歯のリスクが高い方や見た目の目立つ部位で審美的改善が必要な場合は治療対象となります。

進行度2:C2

しみる症状が出てきます。神経には炎症がないため強い症状は出ません。進むスピードは様々ですが、進行していくため治療が必要です。虫歯の広がった部位や大きさ、虫歯と神経の距離関係によって治療内容が変わります。

進行度3:C3

神経まで進行し炎症を起こしている場合強い症状が出ることが多いです。炎症が部分的な場合は神経を残す処置になることもありますが、炎症が強い場合は神経をとり、根管治療になります。神経の無い歯はもろくなってしまいます。

進行度4:C4

虫歯が根の中まで進行し、歯が崩壊して根だけ残っている状態です。根の外まで感染すると骨の中で炎症を起こします。状態が悪い場合は歯を抜かなければならないこともあります。歯を残すためには根管治療、歯周外科処置、矯正治療が必要になることがあります。

根管治療

歯に通っている神経は、血管とともに「根管」に包まれています。虫歯の侵食が神経に達してしまうと、根管の内部も感染除去を行う必要があります。この治療が「根管治療」です。もし根管治療をせずに放置していると、歯の根にも影響がおよび、腫れや痛みが生じますし、抜歯せざるを得ない状況にもなります。根管は細い上に形状が複雑なので治療の難易度が高いですが、感染を除去できないと再度痛みが出て再治療することになります。そのため特に精密で丁寧な治療が必要です。消毒が完成したら、薬剤と充填剤で封をして被せ物でカバーします。

長く健康な歯を保つために

虫歯治療をした後に材料による修復が行われます。治療後に2次的な問題を起こさないように良い状態を維持するためには、3つのポイントが大切になります。

    • 1

    • 材料と歯との間に隙間が
      空かないこと
    • 2

    • 噛み合わせの力が
      コントロールされていること
    • 3

    • 口腔衛生が
      保たれていること

これらの条件を満たすためには、☆その歯にあった材質を選択すること、☆定期的にチェックすること、がとても重要となります。

歯周病治療

「歯磨きの時に出血があったり、歯ぐきが腫れたりした場合は、歯周病にかかっているサインだと思って早めに歯科医院での治療を始めてください。歯周病菌が起こす炎症は歯ぐきの腫れや出血だけでなく、歯を支えている歯槽骨も溶かしていきます。歯槽骨がダメージを受けると歯がぐらつき始めますし、最終的には歯を支えることができなくなりますから、そうなる前にぜひ当クリニックにご相談ください。歯周病は早いほど治療がしやすく、少ないダメージで済みます。

歯周病の原因(発症について)

歯周病は感染症の一種です。何らかの形で口に住み着いた歯周病菌は、お口の中のケアが不十分になるほど繁殖していきます。歯周病菌に対して人体は免疫反応を起こして菌を除去しようとしますが、免疫反応は過剰になると炎症を起こします。歯肉の炎症が見られるのはこの反応によるものです。お口の中の状態が改善できれば炎症も減りますが、環境が悪いままだと炎症反応は歯槽骨を含む歯周組織を破壊し始めます。ケアの状態だけでなく、遺伝的要因や喫煙、ストレスや疲労による免疫力の低下も歯周病に大きく影響します。いずれにしても、できるだけ早い段階で歯科医院に相談し、状態に応じた治療を受けることをおすすめします。

歯周病の進行

歯肉炎

歯肉にのみ炎症があるもので、歯根膜や歯槽骨まではまだ破壊されていません。プラークや歯石が原因で歯肉に炎症を起こします。歯ぐきは暗赤色で丸みをおび、はれてきます。

歯周炎(軽度)

歯を支えている歯槽骨の溶解が始まって、すでにある程度溶けている状態です。歯と歯ぐきのすき間が広がって歯周ポケット形成され、深くなっていきます。

歯周炎(中度)

歯槽骨の溶解が激しくなっており、歯根部の露出も進んでいます。冷たいものや熱いものを口に入れるとしみる現象が出ますし、膿が出て歯ぐきの腫れも顕著になります。

歯周炎(重度)

歯を支えることが難しいほど歯槽骨の破壊が進んでいます。歯のぐらつきが激しく、食事の時に大きなストレスになります。残念ながら抜歯に至ることが多い状態です。

歯周病は全身疾患につながる可能性があります

歯周病が中程度まで進行している場合、歯周ポケットの総面積は手の平ほどにもなると言われています。それほどの炎症があると身体にさまざまな悪影響を与えますし、血液に侵入した歯周病菌は身体をめぐり、毒素によってさまざまな箇所でトラブルの原因となります。

脳に関する病気

脳梗塞、認知症

心臓に関する病気

狭心症・心筋梗塞

肺に関する病気

肺炎

すい臓に関する病気

糖尿病

骨に関する病気

骨粗しょう症

子宮に関する病気

早産・低体重児出産

お腹に関する病気

肥満・メタボリック
症候群

歯周病にならないために

歯周病の直接的な原因は細菌です。しかしこの細菌は誰の口の中にもいる口腔常在菌なのです。これらの細菌は普段悪さをしないのですが条件が整うと歯周病を発症させてしまいます。日ごろのセルフケアでこの細菌が悪さをしない環境を作るのが歯周病治療です。そしてその状態を維持するために歯周安定期治療(SPT)があります。なかなか日ごろのセルフケアだけでは難しい部分のケアをお手伝いさせていただきます。

小児歯科とは

当クリニックは地域のお子さんのお口の健康を守るために、小児歯科の治療も行っています。
小児歯科ではお子さんの虫歯の治療を行うだけでなく、定期検診や親子向けの歯磨き指導などを行います。
また、フッ素やシーラントを使った虫歯の予防も提供しますし、歯並びや噛み合わせの改善を目的とする小児矯正も行っています。
お子さんのお口のことで不安やお困りがあれば、お気軽にお相談ください。

年齢に合わせた予防方法

0歳から2歳

呼吸、嚥下、咀嚼といった機能は日常生活で鍛えられていきます。赤ちゃんの発育の可能性を広げられるように歯科の立場からできるアドバイスをしていきたいと思います。生後6カ月頃には乳歯も生え始めますが、積極的な虫歯や歯肉炎の予防というよりは歯磨きや歯医者に行くことから様々な良い刺激を受けてもらえるように取り組みたいと思います。

3歳から5歳

乳歯も生えそろう時期です。生活環境によっては虫歯や歯肉炎のリスクが高くなる場合もあります。歯科衛生士によるブラッシング、フッ素塗布、生活指導等をすすめていきます。また、顎の形態と機能が調和しているかを検診ではチェックしていきます。

6歳から11歳

はじめての永久歯が生え始めます。小学生になるとコミュニティも広がり生活環境も変わります。歯科衛生士によるブラッシング、フッ素塗布、生活指導等を継続してすすめていきます。顎の形態と機能が調和せずに問題が歯並びに現れる場合は噛み合わせの治療について案内させていただきます。

12歳から15歳

乳歯はすべて永久歯に交換されて行きます。中学生になり思春期を迎え、また生活環境にも大きな変化が訪れます。お口の環境も変化することが多いため定期的な検診をお勧めしております。

こどものお口のケア

幼少期からしっかりメインテナンスを習慣づけていれば、成長後にも虫歯や歯周病で悩むリスクを減らすことができます。当クリニックではフッ素やシーラントなどの予防の処置に加えて、お子さんのお口を守るためのさまざまなアドバイスを提供しています。

歯磨き指導

乳歯と永久歯が混ざり合うお子さんの歯は、虫歯予防のためにも、歯磨きの仕方がとても大切になります。親御さんも合わせて、正しい歯磨きの仕方を覚えましょう。

フッ素塗布

フッ素を塗布すると歯質が強化されますし、歯の再石灰化も促進されます。そのうえ虫歯菌の働きを抑えるので、まだ弱いお子さんの歯を守るためには非常に有効な処置です。

シーラント

お子さんの奥歯は溝が深く、磨きにくいこともあって虫歯になりやすい傾向があります。シーラントは医療用の樹脂素材ですが、歯の溝を埋めることで虫歯の予防効果があります。

成長・発達についてのアドバイス

子育てにお悩みの方へお話を聞かせていただき、アドバイスをしています。小児歯科では、お口のことをはじめ、様々な面で皆さんの大切なお子さんを一緒に育てていけるようサポートします。

生活指導

生活習慣は、歯の噛み合わせや歯並びに大きく関係します。ご希望の方には、食生活や日々の生活について、親御さんと相談したうえで、それぞれのお子さんに合わせた指導をさせていただきます。

歯並びと噛み合わせの大切さ

矯正治療は見た目を良くするために行うことが多いでしょう。しかし、歯科医院としては歯並びを良くしてケアをしやすくすることで虫歯や歯周病を予防しやすくなること、噛み合わせを良くしてさまざまな健康効果を得ることを重視しています。あごが成長している時期(乳歯と永久歯が混在している時期)に矯正を行えば、成長を利用してあごの幅を適切に広げ、永久歯が無理なくキレイに並ぶことができるスペースを効率よく作ることが可能です。お子さんの歯並びや噛み合わせが気になったら、早めに当クリニックにご相談ください。

毎日のお口ケアが大切です

多くの人が日々何気なく、おいしく飲食をして他者との会話を楽しんでいます。
飲食は生きるための行為でもありますが、人生の中での楽しみの大きな比重を占めています。
また会話は社会との重要な接点であるとともに、仕事にも個人の楽しみにも大きくかかわっています。
これらはお口の健康があってこそ気軽に楽しめるものですから、口腔内にトラブルを抱えた場合、生活の質は劇的に低下します。
そのような日々の快適さを維持するためにも、毎日のお口のケアは欠かすことはできません。
忙しくてセルフケアが雑になることもあるでしょうが、美味しい食事や楽しい会話を続けるためと考えて、
ぜひ毎日のケアをおこたらないようにしていきましょう。

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